アカイリンゴ

【性行為が禁止された日本】「アカイリンゴ」 1巻 ネタバレ

令和XX年、この国では性行為が禁止されている。

日本で、性行為等取締法が制定されてから15年たった。

セトリこと厚生労働省性行為取締官の幹部を父に持つ優等生の犬田光は、

友人のシバに連れられ、とある場所に連れていかれる。

そこは地下にひっそりと存在する謎のクラブ。

光はその場所で衝撃の光景を目にする・・!

暗く狭い階段を下りた先の扉を開けると、爆音で流れる音楽。

そして、抱き合いながらキスをしている男女・・!

「な・・なにをしてるんだ・・?」

呆然と立ち尽くす光・・そして気がつくとシバがいない・・!?

 

そんな時に、偶然出会ったトップ女優のウチュラこと宇宙美空。

この出会いが光の運命を大きく変えていくのである。

 

それよりも今はシバを探さなければと、

奥のVIP ROOMの扉を開ける光。

その部屋は光にとって未知の世界が広がっていた・・・!

 

背徳と衝撃の問題作「アカイリンゴ」、第1巻開幕!!

 

 

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「アカイリンゴ」1巻の感想

性行為が禁止された日本という興味深いシチュエーションの物語。

優等生の犬田光は、「セックスなんてする奴は人間じゃない」なんて思っていたのですが、

徐々にそのセックスの魅力に引きずり込まれていきます。

そもそも、なぜ性行為が法律で禁止されるようになったのか?

本当にセックスは悪なのか?

思春期の少年にとっては、異性に興味を持つことは当然のことで、

国はその自然な欲求を抑圧しているのです。

光は、異性への興味が抑えきれなくなり。

思わず母に「どうしてセックスしてはだめなの?」かを問うのですが、

母は「法律で決まっているから」としか言えません。

思考停止となっている大人がそこに描かれています。

なぜセックスをしてはいけないのか?

セックスは生物として当然の行為なのですが、

何故、国はそれを禁止するのか?

この問題には、何かの意図があるのでしょうか?

しかしダメと言われれば、逆にやりたくなるのも人間・・・

やはり地下に潜って性行為を行う集まりも当然発生してくるわけです。

ここに今まで性行為禁止に何の疑いもなく純粋無垢に育ってきた光が、

いきなり放り込まれるわけですから、精神崩壊一歩手前まで行ってしまいます。

最後に、気になるのは光の父の存在です。

彼はセトリ(厚労省性行為取締官)でありながら、セックス禁止に懐疑的な様な気がしています。

今後、この法律に懐疑的な父親と、法律に従順な思考停止の母親の間でも、物語が大きく動きそうです。

令和XX年、性行為が禁止となった日本が舞台の衝撃の問題作。

今後の展開に興味深々です!

 

「アカイリンゴ」は、まんが王国で無料試し読みができます。

人間と性行為は切り離す事ができるのか?

セックスは悪なのか?

圧倒的な画力で描かれる、魅惑と禁断の問題作。

「アカイリンゴ」をもしよければ、あなたも読んでみてください。

※まんが王国で読む1巻の終盤には、別漫画「復讐の教科書」の第1話が特典で掲載されています。

 

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