「自分が何者かは 他人に評価され初めてわかるのです」
生まれながらにして奇跡の力を使える者を祝福者と呼ぶ。
「氷の魔女」と呼ばれる祝福者によって雪と飢餓と狂気に覆われた世界。
祝福者アグニは謎の女トガタと復讐のたびを続ける。
復讐の相手はドマ・・・かつて村を滅ぼし、妹を殺した男。
妹・ルナを殺した復讐の相手ドマを殺し、
自分を映画の主人公・ファイアマンとして撮影をしていたトガタを殺したアグニ。
氷の魔女が、元べヘムドルグの祝福者・ユダを礎として作った巨大な「木」をアグニは破壊する。
すると隣には記憶を無くし幼児退行したユダが・・・
とっさにアグニはユダに、亡くなった妹の名前「ルナ」と名付け自分を兄さんと呼ばせる。
ユダは、アグニの妹ルナを瓜二つだったのだ。
着るものを探すため立ち入った建物で偶然女の集団に出会う・・・
彼女たちはドマの娘・テナと、ドマを慕う者たちだった・・・
彼女たちとルナことユダと暮らし始めたアグニ。
アグニはある日テナから「父の仇であるファイアパンチを殺して」と懇願される。
自分こそがファイアパンチであるアグニ・・・
アグニはファイアパンチを殺すことをテナに約束する・・・!?
素性を隠し、ユダにルナを名づけ、ドマを慕う者たちと嘘で塗り固めた偽りの暮らしを続けるアグニ。
テナからの「仇撃ち」の懇願をされて10年の月日が流れた。
テナの娘すなわちドマの孫も産まれ、平穏な日常を送るが・・・
かつてファイアパンチだったころの怒りと痛みと狂気・・・
そして嘘・・・
一方、アグニの知らぬところで、
一大勢力となっていたアグニ教がある目的のために動き出す・・・!
試し読み情報
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心に背負った罪を下すことができないアグニ。
記憶を無くしてしまったユダも、罪悪感だけは消えないでいる。
同じ傷をもった二人が愛し合うなかで、アグニ教が動き出します。
神と崇められたアグニ、人の信仰に真実はいらないのかも知れません。
狂信者を生むのに必要なのは、偽りの配信者と偽りの物語なのでしょうか?
アグニの狂信者たちが、ファイアパンチに牙を剥く・・・!
この世の中に正しいことなどなにもない。
すべての物事はただそこにそれとして存在しているだけ。
予測不能の衝撃的ダークファンタジー「ファイアパンチ」第7巻を
よかったら、あなたも読んでみてください。
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「人は信じたいものを信じたいように信じるんだ」