令和末期、データ×AIの第4次産業革命時代、
世界に負け続けた日本。
加速する少子高齢化、教育レベルの低下。
そして勃発した世界大戦。
日本全土を、社会不安が覆い尽くした・・
しかし政治は腐敗の一途を辿り、富は一部の政治家や資本家に集中した。
そして遂に、悪政・重税に苦しんだ民衆が蜂起した暴力大革命により国家形態は崩壊した。
人口は、わずか数年で1/10以下まで減少し、あらゆる文化や技術が失われる。
事実上、日本は滅亡した。
文明は明治初期のレベルまで後退し、群雄割拠の戦乱の世となった。
そして数十年の時が経ち。
大和(やまと)ー
武鳳(ぶおう)ー
聖夷(せいい)ー
旧日本は三つの国に割れ、
覇権を争う三国時代へと突入した。
文明が崩壊し、戦国時代と化した日本国を統一すべく、一人の若者が立ち上がった。
彼の名は三角青輝(みすみあおてる)、後の名軍師の伝説が今始まる!!
壮大なスケールと緻密な世界観で描かれる文明が崩壊した近未来の日本にて、「日本三國」開戦!!!
「日本三國」の感想
スゴイ漫画が誕生した。
私は最近知ったのですが、第1話だけ試し読みしてみるつもりが、
気がついたら3巻で購入してしまい一気読みしてしまいました。
文明が崩壊した近未来の日本の物語。
国が三つに分割され、戦国時代へと突入します。
大和の愛媛群に住む青年・三角青輝は、世を変えるため立ち上がります。
“智”を持って戦乱の世に挑む青輝の伝説が始まります。
設定が緻密で、実在の歴史漫画を読んでいるような感覚に陥ります。
構想に構想を重ねて描かれているのでしょう。
聞く所によると、作者さんの中では結末までが、すべて出来上がっているとか・・
あとは描いて世に出すだけということなのでしょうか。
これからどんな展開になっていくのかとても楽しみです。
そして練りに練った複雑なストーリーなのですが、
セリフ回しや、説明がとても分かりやすく読んでいてスッと入ってくる不思議。
そして魅力あふれる登場人物たち。
多くのキャラクターが登場しますが、みんな個性的で覚えやすい。
巻末に年表や人物紹介、相関図等々設定が紹介されていて、
「日本三國」の世界観にどっぷり浸かることができます。
手に汗握る心理戦、戦略、武力、血で血を洗う謀略などなど、この漫画の重厚さに圧倒されます。
最後に表紙がメチャクチャかっこええ!!
どうでもいいけど、みんなようタバコ吸うな~(笑)
「日本三國」はebookjapanで、無料試し読みができます。
令和日本に、近年まれにみる読み応えの漫画が登場しました。
後の天才軍師・三角青輝はその類まれな”智力”で、文明が崩壊した戦国時代日本を変える!
大名作の予感がする「日本三國」を、是非あなたも読んでみてください。