表紙が、儚くて寒くて美しく、巻を追うごとに暗い印象になっています。
そんな「降り積もれ孤独な死よ」も遂に4巻が発売となりました。
獄中で殺害されてしまった灰川十三の故郷・北海道の蔵土を訪れていた
刑事の冴木仁と、灰川の育ての娘・花音が襲われました。
襲ったのは、4巻の表紙に描かれている顔に瑕がある男。
この男は一体何者なのか?
何故、冴木と花音を襲ったのか?
二人が訪れた灰川の故郷・蔵土はかつて、
犬山修二という顔に瑕がある男によって凄惨な大量殺人事件があった地だった。
謎が謎を呼ぶ「降り積もれ孤独な死よ」戦慄の第4巻、登場!
「降り積もれ孤独な死よ」 4巻の感想
多くの謎を残して逝ってしまった灰川十三のことを知るために、
刑事の冴木仁と、育ての娘・花音は灰川の故郷を訪れます。
何となくいい感じになっている冴木と花音ですが、心に傷を持った者同士、
通じるものがあるのかもしれません。
少しの旅行気分を味わいながら、順調に進んでいた旅に、
突然の襲撃者が訪れます。
そこで流石は刑事というべきか、冴木は花音を逃がそうと必死に抵抗します。
しかし、花音は冷静さを失わず、驚くべき事に襲撃犯を火だるまにします。
驚きを隠せない冴木、「とんでもない女だ・・」と。
そして冴木は犯人を追いつめ、顔を確認します。
その顔は驚くべきことに、瑕だらけ・・・
この地で1976年に起きた凄惨な「三十三人殺し」の犯人・犬山修二も顔に瑕があったとか。
謎が謎を呼び、そして殺意が吹き荒れるようです。
物語が進めば進むほど謎が深まり、抜け出せなくなります。
誰が敵で誰が味方かも、とても難しいです。
複雑なストーリーですが、絵がとてもキレイで、グイグイ読ませてくれます。
そして今後、冴木と花音の関係もどうなっていくのか気になりますね。
悲惨なことにならないよう、幸せを願うばかりです。
血塗られた運命が彩られた狂気と殺意と家族の物語。
灰川十三とは一体何者なのか?
そして冴木が遂に対峙した、顔に瑕を持つ男の正体は一体?
「降り積もれ孤独な死よ」は
コミックシーモアで試し読みができます。
冴木と花音が、深い闇に誘われていく!?
戦慄のサスペンス「降り積もれ孤独な死よ」を震えて読んでください。