AKIRA

【必読】漫画 「AKIRA」 の すごさ

AKIRA」とは1982年~1990年にヤングマガジンで連載された

大友克洋原作の超大作漫画です。

1988年には大友克洋さん自ら監督として制作されたアニメ映画が公開され

世界中を熱狂させました。

今でもその影響力は凄まじく、AKIRAを超えるアニメは未だ出てきていないという人もいます。

今回は原作の漫画版のすごさと魅力を私の観点で解説したいと思います。

当時中学生だった私はAKIRAを読んですごい衝撃をうけました。

その世界観に圧倒されて夢中になったのを憶えています。

あの時の衝撃と感動は今でも色あせていません。

舞台は翌年(2020年)に東京オリンピックを控えた2019年の架空の都市・ネオ東京。

あれ?すごくないですか?

連載開始は1982年なのですが、2020年に東京オリンピックが開催されるという設定です。

これは偶然なのか?予言なのか?というのはネットでも話題になったのは記憶に新しいです。

そして画力がとにかくすごいんです。

AKIRAという漫画を読んでいるというより、AKIRAの世界を体験しているという感覚になります。

まるで自分がネオ東京に入り込んでしまったかのような感覚。

ページをめくる度にAKIRAワールドの奥へ奥へと入り込んでいくかのような感覚です。

ここまででAKIRAのすごさが少しでもあなたに伝わっているとうれしいです。

ここからは私が思うAKIRAの凄いところと魅力を具体的にひとつひとつ述べていきたいと思います。

「ネオ東京」という都市名

日本国内の地名でカタカナ。

今でこそセンター南とか南アルプス市とかカタカナがついていますけど、当時ありましたか?

しかも「ネオ東京」はカッコよすぎです。

登場人物の名前

「金田」・「島鉄雄」・「甲斐」・「山形」・・・普通すぎです。

しかも金田と甲斐と山形の下の名前が不明。

(金田は正太郎らしいのですが劇中では出てきません。)

ヒロインが「ケイ」・・・それだけです。

名前なのか?姓なのか?ニックネームなのかもわからない。

あと「大佐」・・・もう、何大佐なのか?

(敷島らしいがやっぱり劇中では出てこない)

「ドクター」・・・それしかわからない。

「隊長」とか・・・

他に「タカシ」「マサル」「キヨコ」や「竜」や「根津」など。

今でこそ、ありそうなネーミングですが、当時はとても新鮮だと思いました。

名前だけでカッコいいっていう名前が無いんですね。

これが逆に魅力的に感じます。

金田のバイク

カッコよすぎます。

AKIRAがなかったら今のビッグスクーターもなかったんじゃないでしょうか?

少なからず影響を受けてますよね?

ものすごい緻密な書き込み

ネオ東京にドップリ没入できます。

廃墟なんて芸術級のリアルさです。

驚愕のひとことです。

世界観設定(予言?)

1982年に東京で新型爆弾が炸裂し東京が崩壊。

戦後復興で東京湾にネオ東京が建設されます。

物語の舞台は2019年、軍隊が組織されテロリストが暗躍するネオ東京。

翌年2020年に東京オリンピックの開催が予定されています。

そして旧市街の爆心地への一般人の立ち入りは禁止されています。

(これって今の現実の日本によく似ていると思うのは私だけでしょうか)

AKIRAがなかなか登場しない、主人公がアキラではない

漫画のタイトルになっているアキラが最初の1/3ぐらいは登場しません。

しかもアキラは主人公の名前ではありません。

アキラとは何なのかは、是非あなたが確かめてください。

主人公グループの不良たちの見た目が全然ワルそうじゃない

連載当時の不良といえばリーゼント、パンチパーマ、ソリコミ、長ラン、ボンタン、タバコ、特攻服、等の所謂ヤンキーでした。

しかしAKIRAの不良たちは、ボッチャン刈りにゴーグル、ツナギ等。

こんな普通の少年たちが不良とか、ヤンキー全盛の時代にはすごく新鮮でした。

超能力漫画なのに主人公の金田にはなんの力もない

超能力漫画なのに主人公の金田はただの暴走族のリーダーってのが逆にワクワクします。

大抵の読者も超能力者じゃないのでね。

とにかくストーリーがすごい

最初から最後までまったくストーリーに破綻・矛盾がありません。

最終巻まで描いてから連載を開始したのかと思う程です。

そして1巻から最終6巻まで無駄なコマが1コマもありません。

当時中学生の私には難しい部分もありましたが、それでも読む者を惹きつける圧倒的迫力と圧倒的説得力がありました。

まとめ

等々すごさと魅力をあげだしたらキリがないので今回はこの辺にしておきます。

「どんな漫画?」と人に聞かれても、なんと説明していいのかよくわかりません。

ただ「とにかくすごい漫画」という他ありません。

今まで色々の漫画を読んできましたけどAKIRAの衝撃を超える作品には出会えていないようなような気がします。

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