仏壇屋「蓮華堂」に勤める弓削 命(ゆげみこと)は、
他人の死の匂いを感じとることができる。
そして、かつての恋人・希望(のぞみ)のことを忘れられない日々を過ごしていた。
そんなある日、すれ違った女性から甘い死の匂いを感じ、思わず引き止める。
「今あなた・・・死ぬつもりだったんじゃ・・・」
その女性は彼女は大きな哀しみを抱えながら生きているAV女優・北野未来(きたのみらい)。
未来の死の運命を変えようと、彼女を自宅に招き入れるが・・・
そこで未来は・・・そして命は・・・
やがて命と未来の止まっていた時間がゆっくりと動き出す。
心に重荷を背負った「仏壇屋さん」と「AV女優」の生命が交錯する。
生と死を紡ぐ恋愛物語「去る者は日々に疎し」第2巻。
「去る者は日々に疎し」2巻の感想
表紙が美しいです。
そして、物語も美しいです。
そして美しいだけではなく、
大切な人を失った絶望、新たな未来への希望。
生きるという事、死ぬという事。
生きている者への想い、死んだ者への想い。
とてもとても深い深いテーマが描かれています。
しかし、ストーリーは重苦しくはなくサクサクと読めます。
簡単にいうととても興味深く面白い漫画です。
他人の死の予感を匂いとして感じる事ができる、仏壇屋の弓削命と、
死者を見る事ができる、AV女優の北野未来。
心に傷を負った二人が出会い少しずつ心を通わせていきます。
命と未来がこの先どうなっていくのか、とても気になって目が離せません。
少し疲れた時に、少し泣きたい時に読むと良い漫画かもしれません。
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儚くて悲しくて優しい生命の恋愛ドラマ
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