少子化問題が世界中に広がり、
人工が4千万人にまで減少した日本。
中でも顕著なのが女児の出生率の低下。
そして始まったのが男女均衡政策。
適合した男児の身体を、女性へと変更する処置をする。
そこにかかる予算は一人あたり戦闘機1機分との噂がまことしやかに囁かれている。
東京での1年間の入院生活を終え帰ってきた健二は、
セーラー服にスベスベの肌、そして声も変わり胸も少し膨らんでいる。
親友の真臣と再会して、やることは1年前と同じテレビゲーム。
しかし、そんな姿が変わった健二にドギマギしてしまう真臣・・・
「真臣の子供、俺が産んでやろーか?」の冗談にも・・・笑えない・・・
挙句の果てには「健二おまえさ・・・すげーカワイイな」と思わず言ってしまう始末・・・
これは友情の物語なのか?それとも恋愛の物語なのか?
心は男のまま肉体だけを女にされてしまった13歳の少年(少女?)の物語。
「バランスポリシー」1巻開幕!!
「バランスポリシー」1巻の感想
1真臣の親友・健二が1年ぶりに女に改造されて現れるという、
なかなかインパクトのある内容です。
エロエロなラブコメディかと思いきや、そうでもなく、
13歳の少年少女の心情を深く描いた作品になっています。
戸惑いと葛藤、そして友情と恋心、そんな感情を女体化を通して真剣に表現されています。
なぜ男児を女性に改造する政策が行われているのか、
ある程度説得力をもって描かれているので、読み応えがあります。
エロエロラブコメディを期待して読むと肩透かしを食らいますが、
ちょっと特殊な思春期の少年少女の物語としては傑作だと思います。
少しだけエロもあり・・・
大人と子供の狭間の13歳という少年少女を深く描く、大人が読んでも充分面白い。
因みに絵もキレイでとても見やすく好感度高いです。
「バランスポリシー」は、まんが王国で無料試し読みができます。
女が生まれなくなった日本で進められる男女均衡政策とよばれる、
適合男児の女体化は、何を少年少女たちにもたらすのか。
女になって帰ってきた親友・健二を前にして真臣は何を想う・・・
女に変わってしまった健二は、親友・真臣を前に何を想う・・・
一風変わったトランスジェンダーストーリー「バランスポリシー」を、
もしよかったらあなたも読んでみてください。