衝撃的パンデミックホラー「不死と罰」3巻の登場です!
かつて中学生の少女4人を殺害したいう過去をもつ矢風文人(やかぜふみと)。
そんな文人が、歌舞伎町のラブホテルの一室にいる時に、その惨劇は始まった。
テレビからは緊急事態宣言発令のニュースが流れ、窓の外には地獄のような光景が広がっていた。
人が人を喰っている・・・!?
いや、あれは人では無いのかも知れない・・。
ゾンビ?そうだ、映画やゲームでは見慣れているゾンビだ!
その数はドンドン増え続け、そしてこの建物の中にもゾンビが現れる。
一体なにが起こっている!?
テレビでは総理大臣が能面のような表情で「緊急事態」や「外出自粛」などと原稿を読んでいる。
これは終わりの始まりなのか・・!?
文人は、そんな状況の中、ラブホテルの従業員・美沢と出会い行動を共にすることに。
美沢は子供たちが取り残されている自宅に向かおうとしていたが、
文人はその美沢の無謀な行動を引き止める。
そんな時、ホテルの上階では、歌舞伎町の若者3人がゾンビに襲われていた。
そのうちの一人の指を食いちぎったゾンビは窓から落下し、
文人と美沢の居る部屋へ入り込んできた・・・!
耳をつんざく奇声を上げるゾンビ!
絶体絶命の文人たち・・。
やがて事態は人間同士の軋轢へと拡がっていく・・!?
令和の時代をリアルに描く、戦慄のゾンビパニック「不死と罰」3巻、開幕!!
「不死と罰」3巻の感想
もうゾンビだらけでニッチもサッチもいかないという状況なのですが、
何故か現実感が凄く、とんでもなくリアルです。
ゾンビパニックという、およそ現実離れした物語なのですが、
明日にでも本当に起こりそうな、説得力がヒシヒシと伝わってきます。
ラブホテルの一室にいる時に、ゾンビ感染が発生するという究極のシチュエーションで始まる本作。
しかもホテルに閉じ込めらえているのは、主人公の矢風文人だけではありません。
人気アイドルや、
他人に興味がない冷静なホテルの清掃員とシングルマザーのホテル清掃員。
ホテルに食料を探しにきた歌舞伎町にたむろする若者。
拳銃を所持する歌舞伎町のヤクザ等々・・・・
そんな人たちの間で少しづつ芽生える絆と軋轢・・・。
この世で一番怖いのはゾンビでも化物でもない、人間かもなんて思ってしまいます。
そして文人がずっと連絡をつけようとしているカノジョの存在も気になります。
まだまだ先が見えないパンデミックホラー。
これからどんな展開になっていくのか目が離せません。
「不死と罰」は、まんが王国で無料試し読みができます。
地獄と化した歌舞伎町のホテルで繰り広げられる極限の人間ドラマのこの漫画の魅力です。
圧倒的な画力で描かれる衝撃のゾンビホラー「不死と罰」を、
もしよかったらあなたも読んでみてください。