ヴイナス戦記

【金星の大地で繰り広げられる人類の争い】「ヴイナス戦記」 1巻 ネタバレ

金星での人類の争いを描いたSF漫画。

「ヴイナス戦記」

氷の惑星が衝突し、人類が住む事が可能になった金星(ヴイナス)では

強大な軍事力と工業力を持つ「イシュタル」と

肥沃な土地を持つ「アフロディア」の二つの自治州が

対立を深めていた。

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イシュタル陸軍の主力戦車アドミラルA-1型、

通称「タコ」の戦闘力に悩まされていたアフロディア軍は、

対抗手段として重武装戦闘バイク「HOUND」を開発した。

アフロディアの首都「イオ」に住む17歳の少年「ヒロキ・セノオ」は

その鬱屈した想いをバイクチームにぶつけて過ごしていた。

そんななか、アフロディア軍のシムス少佐はヒロキの持つ

抜群のバイクテクニックに目をつけ軍にスカウトする・・・

この漫画「ヴイナス戦記」は「機動戦士ガンダム」の

キャラクターデザイン安彦良和さん原作の漫画です。

全編に漂う金星の退廃的な雰囲気、重く泥臭い戦闘シーン、

様々な思惑と駆け引きが交錯する政治的なストーリー。

そして熱く激しく生きる人々の人間ドラマがとても魅力的な漫画です。

30年程前の作品ですが、名作は色あせることを知りません。

金星に進出してまでも争いを続ける人類の物語。

未来永劫、人は変わることができないのかもしれません。

 

「ヴイナス戦記」の感想

圧倒的なスケール感と緻密な世界観が魅力のSFアクション漫画。

安彦良和によるSFアクション漫画「ヴイナス戦記」は、

21世紀のヴイナス(金星)を舞台に、

2つの主要国家イシュタルとアフロディアが繰り広げる戦争の物語を描いています。

本作は、その圧倒的なスケール感、緻密な世界観、迫力あるアクションシーン、

そして人間ドラマが魅力の作品であると言えます。

 

まず目を引くのがヴイナス(金星)を舞台にした壮大な物語展開です。

宇宙開発が進んだ未来の地球からの移民がヴイナスを植民地化し、

イシュタルとアフロディアという2つの国家が生まれます。

物語は、これらの国家間での緊張と戦争が勃発する様子を描いています。

このようなスケール感あふれるストーリーは読者を引き込む力があります。

 

また、ヴイナス戦記の世界観は非常に緻密で、

登場する国家や文化、テクノロジーなどが詳細に描かれており、

それらが物語に深みを与えています。

特にヴイナスの地形や気候が戦術や戦闘車両の設計に影響を与えている様子は、

世界観のリアリティを高めています。

 

物語の中で繰り広げられるアクションシーンも本作の大きな魅力です。

バイクや戦車、メカなどが登場する戦闘シーンは迫力満点で、

読者は息を呑むような緊張感を味わうことができます。

安彦良和の緻密な画力とダイナミックな構図が、

戦闘シーンの臨場感をさらに高めています。

 

また、ヴイナス戦記は単なる戦争物語に留まらず、

若者たちの成長や恋愛、友情、裏切り、そして犠牲など、

様々な人間ドラマが描かれています。

主人公ヒロキ・セノオをはじめとする登場人物たちが、

戦争の渦中で試練に立ち向かい、

成長していく様子は読者に感動を与えます。

また物語は社会風刺の要素も含んでおり、

戦争の背後にある政治や経済、

そして人間の欲望や葛藤が繊細に描かれています。

これらの要素が絡み合い、

複雑な人間関係や世界観を構築しています。

 

ヴイナス戦記は1989年にアニメ映画化され、

その迫力あるアクションシーンや美麗な映像が話題を呼びました。

映画版は、原作とは若干異なるストーリー展開やキャラクター設定がありますが、

安彦良和のヴイナスの世界を映像で楽しむことができる作品です。

 

まとめると、ヴイナス戦記は壮大なスケール感と緻密な世界観、

迫力あるアクションシーン、そして人間ドラマが魅力のSFアクション漫画です。

戦争を題材にしながらも、読者に多様な感情を呼び起こす作品であり、

現代にも通じる普遍的なテーマを描いています。

ヴイナス戦記は、SFアクションファンはもちろん、

漫画愛好家にもお勧めできる一冊です。

 

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