マルドゥック・スクランブルとは
「マルドゥック・スクランブル」とは、冲方 丁・原作のSF小説である。
それがコミカライズされたわけである。
私は小説から先に読んだのだが、中々どうして凄い小説である。
人間の感情、思考が鮮烈に描かれていて、とにかく深い。
そんな超傑作SF小説の漫画版が登場したのである。
大筋は小説のストーリーをなぞっているが、細かい設定や描写は漫画独自の展開で描かれている。
しかし面白い、一気読み必至である。
あっという間に1巻を読み終えてしまった。
あらすじ
異なる階層の人々が決して交わることができないように
設計された都市・マルドゥックシティ
その栄華を極めた都市の片隅で、15歳の娼婦・ルーン=バロットが賭博師「シェル=セプティノス」によって爆炎に包まれ、殺されようとしていた。
悠々とその場を立ち去るシェル。
バロットは炎に包まれ・・・
しかし、運命はバロットを見捨てなかった・・・
そこに現れたのは、派手な長髪の男、ドクターイースターと、
金色のネズミ、ウフコック=ペンティーノ。
2人はバロットを救出する。
まるで運命に導かれたかのように・・・
しかしバロットは声帯を失い、皮膚は焼けただれ瀕死の状態・・・
委任事件担当官であるイースターとウフコックは、
法的に禁止された科学技術の使用を許可される「スクランブルー09」という緊急法令を使いバロットを瀕死の状態から生き返らせる。
その結果、特殊能力を身につけたバロットはイースターから、シェル逮捕に協力するよう要請される。
あらゆる武器に変化(ターン)可能なウフコックを使い戦うように諭される。
混乱するバロットの選択は・・・!?
そんな中、現れたのはシェル側の委任事件担当官「ディムズデイル=ボイルド」。
彼はかつてのウフコックの相棒だった男。
そして兵器としてのウフコックを濫用した男だった・・・
ボイルドとウフコックの過去に何があったのか、とても興味深いところである。
シェルに雇われた最凶の敵・ボイルドが、バロットに襲い掛かる・・・!
巨大都市マルドゥックシティが狂気の血に染まろうとしていた。
みどころ
超傑作SF小説「マルドゥック・スクランブル」のコミカライズ版です。
緻密な設定はそのままに、漫画ならではの大胆な表現が冴えます。
15歳の少女ルーン=バロットの命と尊厳を懸けた戦いが始まります。
金色のネズミ・ウフコックをパートナーとして。
これから先のバロットとウフコックの関係も見どころです。
そんなバロットたちを狙うのは、賭博師・シェルが雇った、委任事件担当官・ディムスデイル=ボイルド。かつてのウフコックの相棒である。
ボイルドも禁じられた科学技術により特殊能力を持った一人。
常人には扱えないような大口径の銃を扱いバロットの命を狙う・・・
壮大で緻密な世界観の中で、繰り広げられる物語。
漫画版「マルドゥック・スクランブル」超オススメです。
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身寄りのない15歳の少女が自らの生きる意味を問い、尊厳をかけて戦う。
超絶SFアクション「マルドゥック・スクランブル」読んでみてください。
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