壮大なスケールと緻密な世界観で描かれるSFファンタジー「ブレイクブレイド」。
硬派なロボット戦闘モノが好きな方には特におすすめです!
地中からオイルが採掘できない世界。
そこ「クルゾン大陸」では、動力源として人の手に宿る「力」を利用していた。
地中から採れる「石英」に人々は「命令」を与える事が出来た。
人々は石英を精製し意のままに伸縮する事ができる「靭帯」を作り出した。
「靭帯」は動力源となり弾丸をも排出させた。
誰もが石英を使える「力」、人はそれを「魔力」と呼んだ。
だが、100万人に1人の確立で魔力を持たない者が存在した。
クリシュナ王国に住む「ライガット・アロー」はそんな魔力を持たない「魔力無者」だった。
そんな中、一通の手紙が届きライガットはよろこび勇んで家を飛び出す。
手紙の主は、クリシュナ王国のホズル国王。
ホズルは、共に士官学校で学んだライガットの親友だった。
ホズルの妻、王妃のシギュンも共に士官学校で学んだ学友であり、3人は久々の再会をよろこび合う。
しかし、そこでライガットが聞かされたのはこの国クリシュナを、アテネス連邦が侵略してきているという話だった。
そのアテネス連邦軍を前線で指揮しているのは「ゼス」とい男。
ゼスもライガットたちと、かつて士官学校で共に学んだ親友だった。
「ライガット」「ゼス」「ホズル」「シギュン」はアッザム国立士官学校の24期生の仲間だった。
そのうちの一人ゼスが魔力で操る石英から精製された人型兵器「ゴゥレム」を駆りクリシュナに侵攻しようとしていた。
小国クリシュナにはアテネス連邦軍を止める戦力は恐らくは無い、ただ一つの可能性をのぞいて・・
連邦軍を止めることができるとすれば、先月採掘場から掘り起こされた推定千年前のゴゥレム、
「古代巨兵・アンダーゴゥレム」。
だがそのアンダーゴゥレムを動かせる者は誰もいなかった。
そう、魔力を持たない「魔力無者」ライガットをのぞいて・・
ライガットが古代人の力を手にした時、運命に抗う物語が動き始める・・!
「ブレイクブレイド」1巻の感想と魅力
緻密な世界観で繰り広げられる、壮大な物語。
架空のクルゾン大陸で起こる戦争を描く。
人が持つ魔力を動力とする人型兵器「ゴゥレム」を駆りクリシュナ王国へ侵攻するアテネス連邦。
そこに魔力を持たない「魔力無者」の青年・ライガット・アローはクリシュナから
古代のアンダーゴゥレムを託されます。
そうして運命はライガットを国家間紛争へと巻き込んでいきます。
人々が当たり前に魔力を持った世界で、繰り広げられるリアルロボット戦闘。
主人公のライガットは希少な魔力を持たない青年ですが、だからこそ彼にしか扱えない古の兵器・アンダーゴゥレム。
今回の1巻はまだまだ序章といった趣ですが、つかみは最高で、これからの展開に期待を隠せません。
ファンタジー要素とミリタリー要素が融合したメカデザインもたまりません。
「ブレイクブレイド」第1巻は、これから何処か壮大な物語に誘われていくようで、
30年前に「BASTARD!!」を初めて読んだ時のようなワクワクする高揚感を感じました。
バトルアクションもさながら、濃厚な人間ドラマも魅力で、
ライガット、ゼス、ホズル、シギュンの4人がどうなっていくのかも、目が離せません。
どんなストーリーを見せてくれるのか期待に胸を膨らませています。
「ブレイクブレイド」はコミックシーモアで試し読みができます。
壮大な世界観で描かれるSFファンタジーロボットアクション漫画「ブレイクブレイド」。
ロマンが詰まった衝撃のドラマを、もしよかったら読んでみてください。
いや、読もう。