三密、ソーシャルディスタンス、マスク、分散登校。
窮屈な高校生活を強いられている浜田誠は、感染症が蔓延するこんな世の中に辟易していた。
その割には電車の中はは超満員、感染したらどうするんだ。
おまけにマスク警察まで出没する。
「お前ら全員消えて無くなれよ!」と、叫びだしたくなる。
そんなある日、浜田は担任から同級生3人と共に放課後教室に残るように指示をされる。
安井輝夫、田畑靖、松岡綾香、そして浜田誠。
大して仲良くもない4人で教室で待っていると、窓からサアアアアっと突風が吹く。
と、教室で待っていた4人だったが、なかなか担任が現れない・・
少し遅すぎると、職員室にいってみるが、誰もいない・・!?
そのまま外に出てみるが、そこにも誰もいない・・!
人が誰もいなくなった・・・!?
「人間消失」の感想
感染症の蔓延で窮屈な生活を強いられていた高校生・浜田誠、安井輝夫、田畑靖、松岡綾香、
4人の高校生以外誰もいなくなってしまった。
まるで突然消えたように、街には人が暮らしていた形跡そのままに、人間がいなくなってしまった。
せっかくだからこの状況を楽しんでしまおうと言う松岡綾香。
確かにそうだ、楽しんじゃってもいいかなと浜田誠。
ははは・・・と流される田畑靖。
まずは生存者がいないか探そうと慎重な安井輝夫。
性格も違い、接点もあまりなさそうな4人の都市でのサバイバルが始まります。
やはり電話をしても誰も出ないし、110番や119番もだめ。
しかし電気と電波は生きていて、コンビニには食料が豊富にあるので、
当面は心配なさそう。
こんな状況で残された高校生4人、食べ物食べ放題、カラオケ歌い放題。
銭湯に入ってスッキリして、とりあえずは楽しく過ごしている。
しかし、このまま元の生活に戻らなかったらどうなるのかと考える者。
いっそう、元の生活になんか戻らなくてもいいと考える者。
これから一体どうなっていくのか、サバイバル生活は始まったばかり。
そして気になるのは、1巻の冒頭で浜田が遺体らしきものを埋めているシーン・・
これはこれから起こる事なのだろうか・・?
何にしても、始まったばかりの「人間消失」、これからの展開に目が離せません。
1巻ラストのなんともいえない不安感にゾクゾクしました。
「人間消失」はコミックシーモアで無料試し読みができます。
街から人間が消え、突然始まった4人の高校生のサバイバル生活を、
圧倒的な画力で描く「人間消失」を、是非読んでみてください。